「犬がいた季節」を読んで

読書記録を残していこうと思います。

彼女から借りてどれくらい経つかわからない本です。

2周は読みました。仕事前と寝る前に少しずつ。

ほかにもいろんな本を合間に読みながら。

飽きっぽいのですね。

 

さて、この本、とてもやさしい本でした。

いままで読んできた本は学生の間を注目した

本が多かったのですが、犬がいた季節は

コーシローと名付けられたワンちゃんが

八校に来てからの31年間、最初の章で登場した

高校三年生が最終章では48歳になる程の長い時間の

物語です。

最終章の優花さんと光司郎のやりとりに思わずニヤニヤ

してしまいますが、年齢をみてびっくりしました。

 

お話はコーシローを通して見た八校生の物語です。

導入はコーシローが八校に来るまで、

第1章は優花さんと光司郎とコーシローの甘酸っぱい物語

第2章はサッチャンとタカヤンの友情

第3章は効率主義の女の子の大震災の経験

第4章は鷲尾君と青山さんのロッカーの秘密

第5章は教師になった優花さんと生徒の中原君のお話

最終章は大人になったみんなのお話

 

キュンとしたりじれったくなったり背景を考えさせられたり

する本でした。感情がたくさん動きました。

何度でも読みたくなりました。

こんど買おう。